A君の開成高校合格物語

僕はこの2月、聖桜セミナーの先生方のおかげで、憧れだった開成高校に合格することができました。聖桜セミナーの先生方には本当にお世話になりました。僕は毎回たくさんの質問をしましたが、いつも的確に答えてくださりました。また、勉強の方針を見失いかけたときも、いつも親身に相談に乗ってくださり、やる気を維持することができました。本当にありがとうございました。

和田中3年 S.A

A君は小学5年生から聖桜セミナーに通っていました。当時から成績は最上位で、中学受験はせず地元の公立中学校に進学したのですが、バスケットボール部に所属しながら、最初の定期テストでいきなり487点(5教科)を叩き出しました。最高得点は2学期の497点です。その後も最低得点が470点、ほとんどが490点前後でした。

私は本人・保護者と相談し、早い段階で最難関高校、具体的には開成高校(偏差値78)を目指すことを目標に定めました。入試から逆算したカリキュラムを作成し、学校授業を超える指導を進めました。「中2の夏までに、ほとんどの科目の教科書内容(3年分)を終わらせ、受験対策を早期に開始する」というものです。私の中ではその先、大学入試も視野に入れたご提案でした。また、こうした指導が可能なのも、完全マンツーマン指導の聖桜セミナーだからこそという自負もありました。

A君は順調に学習を進め、理科以外の科目を予定通り制覇し、全国の最難関私立高校の過去問にチャレンジすることになりました。(理科は私の判断で中3夏からの入試対策としていました) 順調に学習計画を進めていた頃、A君はひとつの躓(つまず)きを経験します。中2の2学期末テストで、得意だった数学で88点という過去最低点をとってしまったのです。私から見れば小さな、誰でも一度は経験する失敗です。しかしA君にとっては大きなショックだったようです。悩み、落ち込んだA君は、1つの決断をします。聖桜セミナーを辞めて、中3の4月から某大手塾に転塾したのです。環境を変えたかったのでしょう。正直、私も塾人として辛かったのですが、生徒本人の決断です。様々な学習アドバイスをして、彼の背中を見送りました。

ところが3カ月後の7月、彼は聖桜セミナーに戻ってきましたのです。「某大手塾の説明が解りにくく、ますます数学が苦手になってきた。やっぱり聖桜がいい」と言って。嬉しかったですね。普通、退塾して他塾に行った生徒が戻ってくることはありません。それは勇気のいることです。私はA君の勇気に応えたかった。

それからは開成合格に向けて邁進しました。開成入試はA君が苦手になってしまった数学が合否を分けます。私は過去の入試問題を徹底的に分析し、「確実に得点できる問題、毎年必ず出される問題、苦手な単元の問題」に分けて対策を実施しました。特に「整数の性質、規則性」「関数」は、全国の難関高の過去問を集め、難易度の高い問題演習を行い…ついに入試直前には合格最低点を上回るようになりました。数学さえ攻略すれば大丈夫です。A君は今春、見事に開成高校合格を勝ち取りました。塾人、特に個別指導塾の指導者として、最も幸福な瞬間です。

さあ、A君、次は東大目指して頑張ろう!