中学受験に「共通テスト」はない

中学受験が高校受験、大学受験と大きく違うのは、共通テストが存在しないことです。各中学校で独自の入試問題が作成されます。例えば、都内TOPレベルの開成中学と中堅校の入試問題には、その傾向に大きな違いが見られます。

開成中学校と偏差値50前後の中堅校の入試問題には、主に「思考の深さ」「処理能力」「前提知識の運用力」において決定的な違いがあります。

1. 算数:解法の組み合わせか、一からの構築か

 中堅校: 基本的な解法パターン(つるかめ算、旅人算など)を正確に当てはめる力が問われます。問題文の条件が整理されており、どの公式を使うべきかが比較的明確です。

 開成中: 既成の解法パターンをそのまま使える問題はほとんどありません。初見の複雑なルールをその場で理解し、試行錯誤(書き出しや図示)を通じて法則性を見つけ出す「論理的思考力」と、膨大な計算を正確にこなす「圧倒的な処理能力」が同時に求められます。

2. 国語:記述の量と精神年齢の差

 中堅校: 選択肢問題が中心で、本文中の言葉を抜き出してまとめる記述が主流です。物語のテーマも小学生にとって等身大のものが多く選ばれます。

 開成中: 選択肢は少なく、100文字を超える記述問題が複数課されます。傍線部の理由だけでなく、登場人物の複雑な葛藤や、文章の背景にある抽象的な概念を言語化する必要があります。高い「精神年齢」と、論理的な文章構成力が不可欠です。

3. 理科・社会:知識の量より「読み解く力」

中堅校: 用語の暗記や、典型的な実験・グラフの知識が直接得点に結びつきます。

 開成中: 誰も知らないようなマニアックな初見データや資料が提示されます。持っている知識をそのまま答えるのではなく、「その場で与えられた資料を既存の知識と組み合わせて分析し、結論を導く」記述・考察問題が中心です。

まとめ:求められる能力の質的違い

 中堅校の入試が「習ったことをどれだけ正確に再現できるか」という習熟度確認の側面が強いのに対し、開成中の入試は「未知の問題に対して、手持ちの道具をどう組み合わせて立ち向かうか」という知的タフネスを測るものとなっています。

 以上の様に、開成中学と中堅中学の入試問題には明確な、大きな性質の差があることが分かります。

 都立高校の受験は、一部の上位校に国数英の独自問題が存在しますが、基本は共通問題です。大学受験にも「大学入学共通テスト」が存在します。ところが中学受験には共通テストは存在しません。各中学校が独自の入試問題を作成し、合否を選抜しています。

例えば中堅レベル中学の算数の入試問題では、基本的な解放パターン(特殊算では「つるかめ算」や「旅人算」)を当てはめる力が問われます。対して開成中などTOPレベルの中学校では、初見の複雑なルールをその場で理解し、試行錯誤(書き出しや図示)を通じて法則性を見つけ出す「論理的思考力」と、膨大な計算を正確にこなす「圧倒的な処理能力」が同時に求められます。

 国語でも同じで、中堅校では選択肢問題が中心で、本文中の言葉を抜き出して記述させるのに対してTOP校では、100文字を超える記述問題が複数課されます。登場人物の複雑な葛藤や、文章の背景にある抽象的な概念を言語化する必要さえあります。

 こうした傾向は社会や理科でも共通です。

 さて、TOP校を目指す児童と、中堅校を志望する児童が、同じ勉強をする必要があるのでしょうか。

中学受験塾は、集団指導が主流

 中学受験塾は、集団指導(一斉指導)が主流です。ある程度のクラス分けはしていますが、ほとんど2クラス、多くて3クラスです。1クラスの中には志望校の違う児童が混ざり合っています。そのため、全ての生徒の合格を目指すためには、全ての生徒の志望校を包括する質と量の学習を確保する必要が生じます。結果、児童たちには大量の宿題が課せられます。毎日のように日を跨ぐまで親子で奮闘するという「中学受験、親子残酷物語」が全国で繰り広げられています。

 中学合格後に生じる燃え尽き症候群は、こうした背景が原因です。

 もし、お子さんが中堅校(偏差値60程度まで)を志望しているのなら、一般の塾で出される宿題の7割は、無駄な努力を強いられていると言っても過言ではありません。

より高い志望校を無理なく目指すなら個別指導へ

 当塾は講師:生徒=1:1の個別指導専門塾です。児童の志望校の入試傾向を徹底して研究し、合格に必要な質と量を厳選した学習を提示しています。算数の特殊算を始めとする解法など、中学・高校では必要としない中学受験のために学習するものは、志望校に出題されることのないものは取捨選択する等、無理と無駄をそぎ落とします。そのため、集団指導塾のおよそ半分以下の学習量で志望校合格を可能にしています。塾生は他の習い事などとの両立を可能とし、余裕のある受験生活を送り、保護者も余計なストレスを感じることはありません。

もちろん、TOPレベルの中学を目指す生徒には、ある程度の負荷が掛かる勉強が必要であることも事実です。それでも、基本学習を終え、志望校が明確になった段階で、志望校別の指導を個別指導塾に求めるのが効果的です。あるいは、苦手科目の補強を求めて、個別指導塾をダブルスクールとして利用することもお勧めします。

個別指導塾は文字通り、個別のニーズに全面的に対応することを利点としています。お子様の中学受験をストレスなく、そして確実に志望校合格に導くため、完全個別指導の当塾の利用をお勧めします。